「日本の消費税って、世界と比べて高いの?」
「食料品の税率は、海外ではどうなっているの?」
この記事では、政府や国際機関が公表している数字だけを並べました。どう受け止めるかは、読んだ方それぞれにお任せします。
※数字は2026年10月25日時点のものです。
日本の消費税は10%(食料品は8%)
日本の消費税の標準税率は10%で、内訳は国の分が7.8%、地方の分が2.2%です。2019年からは、食料品(酒類と外食を除く)に8%の軽減税率が適用されています。
世界の消費税(付加価値税)標準税率
海外では、消費税にあたる税を「付加価値税(VAT)」や「GST」と呼ぶのが一般的です。主要国の標準税率は次のとおりです。
| 国 | 標準税率 |
|---|---|
| ハンガリー | 27% |
| フィンランド | 25.5% |
| デンマーク・スウェーデン | 25% |
| フランス・イギリス | 20% |
| ドイツ | 19% |
| 日本・韓国・オーストラリア | 10% |
| カナダ | 5%(連邦。州の税が別に加わります) |
| アメリカ | 国の消費税はありません(州・地方の売上税のみ) |
OECD加盟国の平均は19.3%(2024年末時点)です。EUでは、標準税率を15%以上にするルールがあります。

食料品の税率は国によってバラバラ
標準税率が高い国でも、食料品には低い税率を適用していることがよくあります。
| 国 | 食料品の税率 | 備考 |
|---|---|---|
| デンマーク | 25% | 軽減税率なし |
| ハンガリー | 18% | 牛乳・肉などの一部は5% |
| 日本 | 8% | 1%への引き下げ法案を審議中 |
| ドイツ | 7% | |
| スウェーデン | 6% | 2026年4月〜2027年末の時限措置(通常12%) |
| フランス | 5.5% | |
| イギリス | 0% | 大半の食料品。菓子や温かい持ち帰り品は20% |

日本では食料品1%の法案が国会に提出中
2026年10月9日、食料品の消費税率を引き下げる法案が国会に提出されました。期間は2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間で、税率は1%(国0.78%、地方0.22%)になります。
この法案には、中低所得の働く人向けの「就業者負担軽減支援金」も盛り込まれています。現在は審議中で、まだ成立していません。
数字を見るときの注意点
- 標準税率だけでは、税負担の全体はわかりません。 所得税や社会保険料、軽減税率が使われる範囲によって、実際の負担は大きく変わります。
- 軽減税率の対象は国ごとに違います。 同じ「食料品」でも、菓子や外食、持ち帰りなどの扱いが国によって異なります。
- アメリカの売上税は仕組みが違います。 州や市ごとに税率が異なるため、一つの数字では比べられません。
まとめ
- 日本の消費税は10%(食料品は8%)です。
- OECD平均は19.3%、もっとも高いのはハンガリーの**27%**です。
- 食料品の税率は、デンマークの25%からイギリスの0%まで大きな幅があります。
- 日本の食料品を1%にする法案は、現在審議中です。
数字をどう受け止めるかは、あなた次第です。
出典
- 欧州委員会「VAT rates」 https://taxation-customs.ec.europa.eu/taxation/vat/vat-directive/vat-rates_en
- OECD「Consumption Tax Trends 2024」 https://www.oecd.org/en/publications/consumption-tax-trends-2024_dcd4dd36-en.html
- 参議院「議案審議情報」第222回国会 閣法第1号 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/222/meisai/m222080222001.htm
- 国税庁「消費税の軽減税率制度」
- スウェーデン税務庁(食料品の付加価値税の一時引き下げ)
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